影鷹 - JET で実行

Excelsior JET とは

Excelsior JET(以下 JET)とは、Java アプリケーションを、ネイティブな実行形式に変換し、C/C++ 並の実行速度を実現するソフトウェアです。この手のツールは、他にも沢山ありますが、無償で使用でき、日本語版があるため影鷹プロジェクトではドキュメントを用意しました。JET は現在 Windows 版と Linux 版があり、個人の使用に限って無償で利用できるパッケージ入手することが出来ます。JET パーソナル エディション という製品名です。詳しくは JET の説明ページを参照してください。

この JET を使用して影鷹を実行したい場合は、下記の説明の手順を踏む必要があります。多少手間がかかるかもしれませんが、効果はそれに見合う物があります。

ちなみに、影鷹は JET での動作確認を行っていますが、JET を使用しない場合に比べ十分なテストが行われているわけではありません。

ダウンロードとインストール

JET をセットアップするには次の手順を踏みます。

  1. JET の対応している Java2 Standard Edition の SDK をダウンロードしインストール

    JET を使用するには、Java2 Standard Edition の SDK (J2SDK) が必要です。JRE ではありません。JET のホームページ で現在の JET が対応している J2SDK のバージョンを確認し、Sun Microsystems, Inc. の Java Technology Products Download から対応バージョンを入手してください(わずかなバージョンの違いでも JET は動きません)。2004/11/15 現在 JET の最新版は 3.6 ですが、これは MP2 相当なので、対応している J2SDK の最新は 1.4.2_05 です。ダウンロードした後は、インストールしておいてください。

  2. JET をダウンロードしインストール

    次に JET を入手します。JET のホームページからダウンロードしてください。たぶん、ダウンロードページに行くと、製品名(これは JET x.x ... 版 を選択します)、Email などを入力する必要があります。その後、入力した Email アドレスにメールが送られ、そのメールに記述されている URL から JET をダウンロードすることが出来ます。インストールは、JET の説明に従ってください。Windows であれば、入手したファイルを実行するとインストーラが起動し、その指示に従うだけです。

  3. JET で J2SDK を選択しプロファイルを作成

    最後に、JET で使用する JDK を選択しプロファイルを作成しなければなりません。インストーラの最後でこれを行うための画面が出ると思いますので、そこから既にインストールしてある J2SDK の場所を選択し、プロファイルを作成してください。この処理では、J2SDK の Java ライブラリがネイティブ形式に変換されるので、かなり時間がかかります(最低でも1時間くらいはかかります)。この作業が終われば JET のセットアップは終了です。

影鷹の変換

次に影鷹を JET で動かす作業を行います。影鷹をインストールしたフォルダに、jet というフォルダがあるはずです。その中に build_kagetaka.bat というバッチファイルがあるので、それを実行してください(ダブルクリックするなど)。この作業には数分かかるはずです。ちなみに、Linux ユーザの方は、build_kagetaka.sh というファイルがあるので、これを実行してください。

この作業により影鷹がネイティブ形式に変換され、jet フォルダ内に kagetaka.exe というファイルが出来上がります。あとはこの kagetaka.exe を実行するだけでネイティブ形式に変換された影鷹が起動されます。この kagetaka.exe に対してデスクトップにショートカットを作っておくと便利でしょう。

この作業は、影鷹がバージョンアップするためにする必要があります。影鷹をダウンロードしてインストールしたら、毎回、この影鷹の変換を行ってください。

追加情報

JET を使うと、影鷹から使うメモリ量などはコンピュータの状態にあわせて自動で決定されます。従って特に設定する項目はありませんが、このメモリ量を制限することは可能です。

影鷹をインストールしたフォルダに入っている jet フォルダ下の run_kagetaka.bat をメモ帳などで開き(このファイルを右クリックし「編集」を選択)、SET JETVMPROP=-Djet.gc.heaplimit:512m の先頭にある rem を削除し、SET を有効にしてください。この例では 512m = 512 メガバイト となっているので、この数値を任意の値に変えてください。推奨はコンピュータに搭載されているメモリー量の 70% ほどで、コンピュータに搭載されているメモリー量以上を指定してはいけません。

実際の所、この JETVMPROP は実行時に JET に対する設定を変えるための環境変数で、この -Djet.gc.heaplimit 以外にもいくつかの項目があります。その中には環境によってはパフォーマンスを左右する項目もありますので、興味のある方は JET のヘルプを参照してください。JET の User's Guide の Application considerations - System properties - JET runtime properties がそれにあたります。

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